中国・アジアの工場進出情報

2012.3.15 Vol.24 No.5
クローズアップ
JNC、不織布事業で東南アジア展開本格化
東レ、旭化成に続き進出決定/インド視野に拠点整備

 JNC(チッソ事業会社)は複合繊維・不織布事業の東南アジア展開を本格化する。不織布については今年4〜5月までにタイでの投資を最終決定し、複合繊維(原綿)については今秋までにタイかインドネシアでの拠点設置を決定する見通しだ。インドネシアで実施する場合には、原綿・不織布の一貫生産体制を整える。東南アジアでは日系を含む外資衛生材企業が相次いで新増設を決定しており、東レや旭化成といった日系不織布企業が相次いで現地生産を決定。JNCは後発組となるが出遅れ感はない。中国事業での合弁相手である「ファイバービジョンズ」がタイ大手化学企業「インドラマ・ベンチャーズ」に買収されることを受け、同社拠点を活用した事業展開も可能となるからだ。顧客への供給責任を果たしつつ、インドなど中央アジアも意識した生産体制構築を目指す。
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