中国・アジアの工場進出情報

2012.3.1 Vol.24 No.4
ビジネスレポート
青山プラスチック塗装の創業者がベトナムで起業
還暦を過ぎた青山信行氏
日本事業は長男に託して手探りでのベトナム進出

 ホーチミンから35キロ。ロンアン省のはずれで、空き地が広がる中にローカルの工場がぱらぱらといった地域の舗装もされていない道路に突然、日本とベトナム国旗が描かれ「AOYAMA」「VIPTOP」と書かれている看板が現れた。こんな辺鄙な場所で日系の中小企業2社が手探りで操業を開始したと聞いて取材に出掛けた。この工場「青山ベトナム」の社長は青山信行(あおやま・のぶゆき)氏で1950年9月生まれの61歳。これまで塗装一筋に40年のベテランを自負しており、ベトナムでもスクリーン印刷、パット印刷、レザーカットを手掛けていく。すでに工場には「ブース」やクリーンルームや機械を装備させて受注を開始している。
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