中国・アジアの工場進出情報

2012.2.1 Vol.24 No.2
ビジネスレポート
日本本社の業容拡大にも寄与したタイ東研サーモ

 タイ工場で新加工開始、大手の新規顧客も開拓してその顧客を日本の本社に紹介したことなどから日本の本体の業容も拡大、「海外進出で空洞化しなかった企業」として2012年1月1日の「NHKスペシャル」の『目指せ!ニッポン復活、閉塞感打破の処方せん』で大きく取り上げたのが東研サーモテック(本社大阪市東住吉区、資本金8,800万円、川嵜修(かわさき・おさむ)社長)のタイ法人。同社は昭和2年に設立された日本の熱処理専業の草分け企業だが、今では広範囲の熱処理を手掛け、1995年にほぼ全額出資でタイに『タイトーケンサーモ』社(資本金1億4,500万バーツ、従業員数1,026人)を設立した。『タイトーケンサーモ』は、これまでに従業員数、資本金、設備などで日本の本社の規模を上回っているが、日本の親会社の従業員数も1994年に400人だったが現在では610人と5割増で日本国内の売上高もこれまでに2.5倍増やした。
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