中国・アジアの工場進出情報

2011.12.1 Vol.23 No.21
バンコクレポート
タイ洪水は「小康」状態、終息の兆しも
自動車、HDD部品が生産再開へ

 タイ洪水は11月14日現在、小康状態を保っている。中部アユタヤから南下した大量の水は、バンコク北郊ラートプラオ地区に達し、バンコク中心地の戦勝記念塔まで3.5キロに迫った。しかし高架鉄道BTSのモーチット駅とサパーンクワーイ駅の中間に位置するバンスー運河が防水堤の役割を果たし、被害拡大を食い止めている。一部地域では水位が低下した。10月初めにアユタヤやパトムタニ県の工業団地を呑み込んだ水の勢いが減速し、市民には少し安堵感が広がっている。ただしバンコク北側に大量の水があるのが確かで、専門家の間でも「被害はバンコク全域に及ぶ」とする見方と「最大の危機は去った」とする意見が対立している(本レポートは11月14日時点の現場報告になります)。
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