中国・アジアの工場進出情報

2011.10.15 Vol.23 No.18
トピックス
中国で介護サービス事業参入の動き
日系2社が相次ぎ参入/1億人超市場に期待

 日系介護ビジネス企業が相次いで中国に進出する。医療・介護・教育関連企業のニチイ学館(東京都千代田区)と認知症ケア事業で実績を持つメディカル・ケア・サービス(さいたま市大宮区)の2社は、それぞれ上海市に現地法人を設立し、事業を開始する予定だ。人口13億4,100万人(2010年)の中国では65歳以上の世代が1億1,000人を超えており、日本の総人口に近い規模。1979年からスタートした一人っ子政策の影響で、将来は介護の担い手となる人手不足も懸念されている。国内市場は拡大基調にあるが、介護保険が前提で大幅な収益増加に結びつくとはいえない。市場規模が大きい中国への進出は、新たな収益源確保の観点から、成功すれば追随企業が相次ぐと予測される。
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