中国・アジアの工場進出情報

2011.10.1 Vol.23 No.17
産業アナライズ<自動車>
IAAで活発に動いた中国企業
目的は将来の欧米輸出か

 ドイツのフランクフルトで国際自動車ショー(IAA)が開催された。ダイムラーやVW(フォルクスワーゲン)など地元勢は、自動車のエネルギー効率をさらに高めるための技術を披露し、同時にそれらの技術の「大元」となる技術や機器を欧州系サプライヤーが披露していた。ここ数年、欧州のメジャーなショーには中国企業および中国メディアからの来訪者が目立つが、それ以上に中国の自動車産業は、重要な技術情報に対して一層敏感になった。まだ中国は自動車を完全に自前で設計できるレベルではないが、自動車の将来については「自分で自分の道を決定する」ようになった。自分たちの製品にとってもっとも重要なことは何か、どのような技術を導入すればよいのか、海外からの技術導入について彼らは戦略的に動き始めた。おそらく数年先には、EUおよび北米の安全・環境基準に適合した輸出モデルを完成させるだろう。
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