中国・アジアの工場進出情報

2011.7.15 Vol.23 No.13
投資環境スタディ
ミャンマー最新事情 通貨チャットが大幅高

 ミャンマー最南部、タニンダーリー(Tanintharyi)管区のダウェイ(Dawei)の250平方キロにタイ最大手のゼネコンであるイタリアンタイ(ITD=Italian Thai Development)社が工事を請負、580億ドル(約5兆円)以上が投入されるアジア最大級の臨海工業地帯を開発するプロジェクトが始動した。ミャンマーの新政府では2011年1月27日、ダウェイ経済特区(DSEZ)法を制定、4月28日には ダウェイ・プロジェクト中央実行委員会も設置した。アンダマン海に面した平地に大規模工業団地、化学プラント、深海港など、海の部分も含めると関連する地域は縦20キロ、横20キロほどになる。深海港では、中東からの原油といった液体貨物だけでなく、コンテナ、農産物などバルク貨物も扱う多目的港として建設、そこからタイに向けてパイプライン、高速道路、鉄道で輸送する。地理的に、シンガポールを先端とするマレー半島の根元で、マラッカ海峡を通過しないインドとベトナムを結ぶランドブリッジが実現する。
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