中国・アジアの工場進出情報

2011.5.15 Vol.23 No.9
トピックス
アジア諸国、福島原発事故で食品輸入停止措置
工業用品にも放射能検査/中国では樹脂輸入拒否も

 2011年3月11日に発生した東日本大震災に伴う東京電力福島第1原子力発電所の放射能漏事故は、食品分野の輸出に大きな影響を与えている。欧米に加えアジア地域でも福島県と近隣都県からの輸入停止措置、放射能安全証明書要求が相次いでいる。発生から2カ月弱経過し、規制措置が緩和された地域があるとはいえ限定的。日本政府による交渉も難航し、現状が当面は続くと見込まれる。一方、工業品分野でも放射能検査が実施されているが、確認作業の域内に留まっている。しかし中国などでは一部地域で容器用樹脂が受け入れ拒否されるなど、規制範囲・基準値が地域によって不明瞭で混乱を招いている事態も発生しているもようだ。
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