中国・アジアの工場進出情報

2011.5.15 Vol.23 No.9
産業アナライズ<環境>
中国の排出権取引、各地域で取引所開設
第12次5カ年計画推進でプロジェクト本格始動

 2007年に米国を抜き世界最大のCO2排出国となった中国。経済発展に伴い環境問題が深刻化していることから、各種の環境対策を実施している。法制度に加えリサイクル制度などの環境保護策に加え、温暖化対策にも取り組んでいる。その中において、GHG(温室効果ガス)の排出権取引については、2008年に北京・上海に排出権取引所を開設、2011年2月には重慶市で西部地域で初となる環境資源取引センターを設立し、取引を開始した。同年4月には湖南省で取引モデルプランも始動するなど、地方政府レベルでの動きも活発化。第12次5カ年計画では引き続き環境政策に重点が置かれていることもあり、国内制度化・取り組み強化が進むと見込まれる。
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