中国・アジアの工場進出情報

2011.3.15 Vol.23 No.5
バンコクレポート
タイ石油(PTT)が石油化学の有力子会社合併
タイで1位、ASEANで2位の石化企業が誕生

 国営タイ石油会社(PTT)は2月25日、グループの中核企業PTTケミカルとPTTアロマティクス・アンド・リファイニングを合併させると発表した。両社はタイ証券取引所に上場しており、4月末の株主総会での承認を経て、合併新会社が今年8月に株式売買を開始する。新会社は、石油精製で日量28万バレル、オレフィンは年産589万トン、アロマティクスが同236万トンを誇る。資産規模は145億ドル(1兆2325億円)となり、タイ国内ではサイアム・セメント・グループのSCGケミカルを抜いて1位、東南アジア諸国連合(ASEAN)でもマレーシアのペトロナス・ケミカルズに次ぐ2位の石油化学会社が誕生する。PTTグループの生き残りをかけた戦いが始まった。
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