中国・アジアの工場進出情報

2011.3.1 Vol.23 No.4
産業アナライズ<自動車>
「口コミ」と「GTーR」効果で
中国販売が100万台を超えた日産

 昨年の中国自動車市場では、ブランド別で最多を記録したGMが前年比28.8%増、2位のVW(フォルクスワーゲン)グループが同37%増、フォード・グループは40%増、中国独立系の長城汽車が77%増……と、景気のいい数字が並んだ。その中で日本勢の躍進と言えば、日本ブランドとして初めて年間販売台数が100万台を越えた日産をまず挙げるべきだろう。現地生産車の出荷台数は、鄭州日産が約4万5000台、前年比170%増、東風日産が約66万1000台、同27%増だった。これに東風ブランドの商用車などを加えて102万台である。注目したいのは、この中身だ。中国では「売れない」と言われたハッチバック車を見事に売り、欧米ブランドでなければ見向きもされないと言われたプレミアム「インフィニティ」も人気が出てきた。日産躍進の舞台裏を、販売の第一線で探った。
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