中国・アジアの工場進出情報

2011.2.15 Vol.23 No.3
ビジネスレポート
一酸化鉛と鉛系安定剤で世界のニッチマーケット拡大
― タイのリー・ケミカル・プロダクツ社

 リサージ( litharge=Lead Monoxide=一酸化鉛)と鉛系安定剤という、鉛追放の時代ではニッチな化学品を現在でも病院のレントゲン室で使うガラス向け、電線の絶縁膜用PVC(ポリ塩化ビニール)向けといった用途に月1,500トンのフル生産をしているタイ工場をバンコク郊外で訪問した。リー・ケミカル・プロダクツ社(Lee Chemical Products CO.,LTD)で、1998年7月に現在と同じ場所に設立されている。リー(LEE)グループの1社であり、グループのオーナーはソムチャイ氏(MR SOMCHAI OVUTHITHAM)。メインの工場は電気製品用硝子製造のリー・エレクトリック・グラス社、蛍光灯ランプ製造のリー・KIJ・チャロンセン社などで、バンパコン団地で稼働させている。この事業でも必要だった原料であるリサージと鉛系安定剤の製造に自ら乗り出したのがリー・ケミカル・プロダクツ社で、タイでは「オンリーワンカンパニー」。
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