中国・アジアの工場進出情報

2011.2.1 Vol.23 No.2
ビジネスレポート
機械に強いタイ
導入機械の日本メーカーにも
「加工技能を見せたくない」と見学拒否も

 タイには東南アジア最強の製造業が集積、これまでに3,000社の部品メーカーが操業しているとされる。タイのローカル企業には日系企業と遜色ないほど技術力を高めたところも出てきており、タイに進出している日系企業や今後進出する日系企業が「現地化」「ローカル並みのコスト」を目指すのでは不十分で、「タイのローカルよりも安いコストでしかも日本以上の高品質」を目指さないと競争に負けそうである。昨年は日産自動車がタイで製造した「マーチ」の対日輸出を開始したように、タイの製造業は世界市場を目指している。機械のハイテク化が年々進む一方で、タイ人が機械に強い現状を紹介してみたい。技術力を高めたタイのローカル企業では、社長なのに『ファクトリーマネジャー』とか『テクニカルサポーター』と名乗って技術に徹する経営者も増えている。
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