中国・アジアの工場進出情報

2011.2.1 Vol.23 No.2
産業アナライズ<化学>
シンガポールに集中する日系S−SBR新工場
旭化成ケミカルズ/住友化学/日本ゼオンが投資

 化学各社によるS−SBR(溶液重合法スチレンブタジエンゴム)の生産体制強化が活発化している。S−SBRは省燃費タイヤとして採用が進んでおり、今後はアジア地域における自動車市場の急拡大や、タイヤの置き換え需要による需要活発化が見込まれる。2010年第4四半期には旭化成ケミカルズ、住友化学、日本ゼオンが相次いでシンガポール・ジュロン島でのS−SBRプラント建設を発表、JSRも四日市工場(三重県四日市市)でS−SBRの増産体制を整備する。S−SBRではないが、独ランクセスも同島でブチルゴム生産プラントの建設計画を推進中。それぞれが今後見込まれる自動車用タイヤの需要拡大に向け投資を推進する。
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