中国・アジアの工場進出情報

2010.8.1・15 Vol.22 No.14
FOCUS
排水処理〜化学企業もO&M狙う
最大市場・中国で実績作り/処理水に応じた技術を導入

 世界で機運が高まっている水処理ビジネス。中心となるのは水不足を背景とする水インフラ整備や海水淡水化など上流側だ。一方、排水分野については、各地域の排水規制に基づく処理で、工場廃水を中心とする産業廃水や下水が対象となる。アジアでは、インフラ整備自体がこれからということもあり、同分野における市場拡大はもう少し先の話になりそうだ。しかし、未処理の産業・生活廃水・汚泥による河川・湖の水質悪化が進む中国においては、中央政府が示す水質規制に対し厳格順守の動きが出始めている。すでに欧州企業などが下水道分野で参入を果たしているとはいえ、集落排水や農畜産業排水といった限られた地域内での排水処理分野は、日本の得意分野。化学企業においても、将来の市場拡大を見込み種まきが始まっている。
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