中国・アジアの工場進出情報

2010.7.15 Vol.22 No.13
産業アナライズ<自動車>
タイで生産累計200万台間近のいすゞD-Max
次期モデルの姿を予想する

 いすゞがタイで生産している1トン・ピックアップトラック(PUT)「D-Max」は、間もなく生産累計200万台に達する。いすゞ・ブランドとしてだけでなく米・GMのシボレー・ディビジョンから「コロラド」の車名で販売されており、世界を見渡してもトヨタ「ハイラックス・ヴィーゴ」と並んで1トンPUTの代表選手である。米国ではエンジン排気量5700ccのラージサイズPUTが「下駄代わり」に使われており、独特の市場を形成している。一方タイは、エンジン排気量2400ccクラスの1トンPUTが主流。米国のラージサイズPUTはほとんど輸出されないが、タイの1トンPUTは輸出商品でもある。そして、そのほとんどを日系自動車メーカーが担っている。いすゞD-Maxという商品を分析しながら、次世代モデルの動向を占ってみる。
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