中国・アジアの工場進出情報

2010.6.15 Vol.22 No.11
産業アナライズ<自動車>
第11回オートチャイナから(3)
電気自動車とハイブリッド車の現実的な選択

 4〜5年前から中国国内の国際級モーターショーではEV(エレクトリック・ビークル=電気自動車)とHEV(ハイブリッド・エレクトリック・ビークル=電動混合動力車)が出品されている。ただし、その多くがけっこう「怪しい」ものだった。EVと名乗ってはいても、ボディの床下を覗き込んでみると「何も積んでいない」ものが多かった。国営自動車メーカーでも、決してEVのボンネットを開けて中身を見せなかった。ところが、今回のオートチャイナ(北京モーターショー、以下AC)では、国営大手の第一汽車、中国EV化の急先鋒である独立系のBYDオートなどが出品車のEV/HEVのボンネットを開けてモーターやインバーターを披露していた。いままでにない積極的なアピールである。展示されているモデルのほとんどは走行テストに供されていたと思われる走行可能な車両だった。いよいよ中国はEV/HEV時代に突入するのだろうか。そして、中国メーカーの独自開発によるEV/HEVは「本物」なのだろうか。
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