中国・アジアの工場進出情報

2010.6.1 Vol.22 No.10
産業アナライズ<金属>
アルミメーカーがアジア事業加速
住軽金、日軽金とも増産計画打ち出す

 2010年のアルミニウム需要は10%近い伸びが予測されている。牽引役となるのは中国を筆頭とする新興国。今後も中国、インド、中近東で需要拡大が見込まれることから各社とも供給体制の強化を急いでいる。日本軽金属、住友軽金属は相次いで中期経営計画を発表。アジア重視路線を鮮明に打ち出し、増産やM&Aによる供給能力の強化を急ぐ。中国有色金属工業協会は、中国のアルミ市場は15%増の1,500万トンと予測している。

 一方で中国政府は2011年末までに100kA以下の電解アルミ生産設備を淘汰すると発表しており、中国勢の競争力は強化されると見られる。日本勢は「技術力」を武器にハイエンド市場の攻略を目指していく。
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