中国・アジアの工場進出情報

2010.5.15 Vol.22 No.9
産業アナライズ<化学>
アジアのアクリル原料需給
2009年アジア需要8%増〜需給ひっ迫が顕著に

 アクリル繊維の原料や家電などに使用されるABS樹脂の主原料となるアクリロニトリル(AN)の2009年アジア需要は、286万トンと前年比8%増加した。2008年は下期の景気後退を受け、これまで世界需要の増加を牽引してきたアジア地域も大幅な減少となったが、2009年は中国を中心に年初から著しい回復をみせ、第1四半期で早々に最悪期を脱した。2010年も各用途とも堅調な増加が見込まれ、さらに8%増の300万トン強に増加する見通し。一方、2008年の需給悪化を背景に欧米で設備停止やアジア向け輸出の削減といった動きがあり、さらに定修の集中もあって足元のアジア市況は空前の高値圏にある。定修がおおむね完了する第2四半期以降は若干の調整が予想されるものの、旺盛な需要を背景に当面は高水準が続く見通しだ。
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