中国・アジアの工場進出情報

2010.4.15 Vol.22 No.7
バンコクレポート
日系企業のタイ投資は3年連続のマイナスに?
HDD投資は好調、自動車は今年後半に回復か

 日本企業のタイへの投資が減少している。日本からタイへの投資額は2009年に前年比24.9%減の773億8,000万バーツとなり、過去6年間で最低を記録。08年は1,049億9,400万バーツで、やはり前年比30.9%減だった。日本は国別でトップを維持しているものの、タイへの投資は目立って減少している。タイ投資促進委員会(BOI)は3月22日、2010年1〜2月期の海外直接投資が計284億2,300万バーツとなり、前年同期から約2倍増加したと発表した。投資認可件数は122件で、同37.1%増だった。うち日本からの投資は43件、計126億5,800万バーツで、前年同期比で30.3%、70.4%それぞれ増加した。直近の数字は好調だが、日本にとって投資先としてタイのリスクが高まっているのは事実。タイが今後も魅力的な投資先となるのかどうか、今年が岐路になりそうだ。
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