中国・アジアの工場進出情報

2010.4.1 Vol.22 No.6
バンコクレポート
官民一体で金型の輸出入額均衡を目指すタイ

 タイの金型工業会(TDIA)のビロージェ(VIROJ SIRITHANASART)会長は筆者と単独会見し、「タイ政府工業省がこれまで進めてきたタイの金型産業の育成政策は成功している。タイはこれまでの経験を生かして東南アジア諸国連合(ASEAN)の金型センターになれる」と断言した。同会長によると、TDIAの会員は約500社。原則的にタイ企業による業界団体(事務所はバンコクの工業省関連のビル内)だが、資本金の過半をタイ側が持つ企業(49%以下が外資側)なら会員資格がある。同会長によれば、「2008年のタイの金型輸入は200億バーツ、同輸出70億バーツだったが、2009年には金型輸入は180億バーツに減少、同輸出は90億バーツに増えた」という。「3年後にタイの金型の輸出入額を均衡させる」ことがタイ工業省やTDIAの目標だとしている。
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