中国・アジアの工場進出情報

2010.3.1 Vol.22 No.4
Spotlight
フィリピンで大きく伸びるBPO産業

 去る2月8日からフィリピンのマニラ湾に面したSMXコンベンションセンターで開催したフィリピン最大のIT展「e-Services フィリピン」は今回が第10回。毎年オープニングに駆けつけるアロヨ大統領の今年の挨拶には例年になく力がこもっていた。今年5月10日の大統領選で退くアロヨ大統領だが、「フィリピンのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)が劇的に拡大、今やインドに肉薄するスケールになった」という成果を強調した。フィリピンのBPOの民間工業会であるBPAPのまとめでは、09年のフィリピンのBPO部門の売上高は、世界不況下にもかかわらず前年比19%伸びの72億2,530万米ドル。内コールセンターが50億ドルで残りがバックオフィス(11億1,800万米ドル)、ITアウトソーシング(5億6,800万米ドル)、アニメーション(1億2,000万米ドル)、ゲーム(450万米ドル)だった。
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