中国・アジアの工場進出情報

2010.3.1 Vol.22 No.4
FOCUS<我が社のアジア戦略>
顧客とのコミュニケーションで成長するポリプラスチックス
製品開発から生産ラインまで共同開発

 エンプラ――エンジニアリングプラスチックとは、ある目的に適した機能を持つ合成樹脂の総称である。そもそもプラスチックは可塑性に優れる、すなわち熱で簡単に溶かすことができるため加工しやすい(=大量生産が容易)という利点によって利用が広がった素材だ。しかし、これを裏返せば「環境や摩擦熱でゆがみを生じやすい」という欠点ともなり、部品としてプラスチック製品を使用する場合は致命的欠陥となりかねない。エンプラは、そういった欠点を様々な特殊な素材を添加することで克服したもので、最近では軽量化の波に乗り電気製品だけでなく自動車用でも利用が拡大、市場が拡大している。機能も耐熱性だけでなく耐摩耗性、耐圧性と多種多様。150度以上の熱にも長時間耐えることができるスーパーエンプラと呼ばれるものも存在している。
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