中国・アジアの工場進出情報

2009.9.1 Vol.21 No.15
ビジネスレポート
台湾の高雄で起業した日本の若手経営者
日本向けにLEDライトなどを輸出

 台湾で台北市につぐ第2の都市が台湾南部の工業都市である高雄市。この高雄をベースに、台湾が得意とする発光ダイオード(LED)モジュールなどを使った製品を台湾メーカーと開発して日本市場向け輸出などで起業、2年目になる日本人の若手経営者に出会った。愛麗和有限公司(ホームページ= www.ilufar.url.tw )総経理の増田賢(ますだ・さとる)氏で、1977年3月生まれの32歳。日本の大学時代に中国に留学、卒業後は台湾・高雄市にも進出していた日系の電子部品メーカーの高雄工場に駐在した。その後、この日系企業は台湾企業に売却されたが、増田さんは日本には戻らずに高雄に残って起業した。勤めていた日系電子部品メーカーでは新規事業開拓も担当するなど、営業、輸出入業務での7年間の実務経験をもとに50万台湾元の資本金で同社を設立した。
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