中国・アジアの工場進出情報

2009.8.1・15 Vol.21 No.14
産業アナライズ<自動車>
不況でも売れる韓国車
日本車追従から独自路線への転換

 世界的な自動車販売不振の中、韓国のヒュンダイ・起亜グループが健闘している。1〜6月の全体需要が前年同期比35.1%と大幅なマイナスで推移する米国では、メジャーメーカーの中で唯一、マイナス幅を10%以内の9.4%に留めているほか、EU・EFTA合計では同じく1〜6月が前年同期比11%減であるのに対し4.7%増という状況だ。以前は「安い実用車」「欧州ブランド中古車の価格で新車を買える」という理由で韓国車は選ばれていたが、現在は「品質」が伴ってきた。いずれ中国とインドの自動車メーカーが本格的に北米およびEU市場に参入するときがやってくると予想されることから、韓国勢は「日本車より割安」というポジションではなく、「燃費に優れ」「ハイテクイメージを持った」「スタイリッシュなクルマ」をめざしている。今後3〜4年でヒュンダイ・起亜グループは商品構成を一新し、新しいイメージの定着をねらう。
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