中国・アジアの工場進出情報

2009.6.15 Vol.21 No.11
産業アナライズ<化学>
台湾の石化事情〜今年のポリオレフィン内需4.3%増に
エチレン大型設備2計画は順調に進展

 台湾の2009年ポリオレフィン合計需給は、生産が前年比2.4%増、内需は4.3%増となる見込みだ。PP(ポリプロピレン)は生産・内需とも微減だが、LDPE(低密度ポリエチレン)とHDPE(高密度ポリエチレン)がいずれも増加すると予想する。エチレン生産については、CPC(台湾中油)やFPC(台湾プラスチックグループ)のエチレン設備の定修スキップで生産能力は増加するが、需要低迷や製品輸入増加などを理由に稼働率を下げている状況から弱含みの1年となりそうだ。一方、予定されているエチレン設備新増設計画は順調に進展。CPCは2012年完成予定の計画で認可を取得したほか、国光石化科技ではプラント建設地を変更し2015年完成を目指す。
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