中国・アジアの工場進出情報

2009.6.15 Vol.21 No.11
産業アナライズ<自動車>
連邦破産法申請で誕生するニューGM
その「中国200万台構想」の中身

 つい最近まで世界最大の自動車メーカーだったGM(ゼネラルモータース)が連邦破産法第11条の申請を行った。クライスラーに続くアメリカン・ビッグスリーの破綻だが、企業規模が大きいGMだけに取引先の連鎖破綻が懸念される。当のGMは高級車ブランドのキャディラック、大衆車の多いシボレー、アメリカ的な大型PUT(ピックアップトラック)とSUV(レジャー用途のワゴン)を得意とするGMC、そして中国で人気のビュイックという4ブランドに絞り新生GMとして再スタートを切る。サターン、ポンティアック、ハマーは廃止し、独子会社のオペル、英子会社ボグゾール、およびスウェーデン子会社のサーブは売却。当面は政府管理下での縮小均衡路線で再建をめざす。その一方で、いまやGMの稼ぎ頭となったアジア太平洋部門のGMAPは「北米本社の連邦破産法申請は、アジアでのビジネスには何の影響もない」と強調した。中でもGM車の中国製造拠点である上海通用汽車(上海GM)は攻めの経営だ。
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