中国・アジアの工場進出情報

2009.6.15 Vol.21 No.11
Foreign enterprise in Asia
Foreign enterprise in Asia

[米]ダウ・ケミカル
[台湾]台湾企業連合
[仏]フランス電力
[印]BHEL
[中]中国南車集団

ダウ・ケミカル
張家港のPO系設備稼働
 米ダウ・ケミカルはこのほど、中国・張家港(江蘇省)に新設したPO(プロピレンオキサイド)系グリコールエーテル設備の商業運転を開始した。アジア太平洋地域では電子機器や塗料・コーティング、クリーニングなど幅広い分野でEO(エチレンオキサイド)/PO系溶剤の需要が拡大しているため、中国で生産に乗り出した。新設備の年産能力は12万トン。ダウは張家港をアジアにおける戦略拠点と位置付け、溶剤のほか特殊エポキシ樹脂やスチレン・ブタジエン・ラテックス、PS(ポリスチレン)などを生産している。同社の溶剤関連製品の生産拠点は米国フリーポート、シードリフト、テキサスシティ(以上テキサス州)、ハーンビル、プラクミン(以上ルイジアナ州)、インスティチュート(ウェストバージニア州)、独シュターデ、アルゼンチン・サンロレンソ、マレーシア・ケルテ。
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