中国・アジアの工場進出情報

2009.6.1 Vol.21 No.10
産業アナライズ<電子・電機>
台湾が半導体の共同事業会社設立を検討
外資を取り込んでサムスン電子に対抗へ

 台湾当局が域内の半導体業界の再生に向けて共同事業会社を設立し、日本の半導体メモリー最大手のエルピーダメモリと提携することで合意した。世界的な金融危機で半導体需要が大きく減少する中で、共同事業会社を通じて技術・生産力を向上させて世界の半導体市場で生き残りを目指す考えだ。とくにDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)世界最大手のサムスン電子は世界同時不況の中でもシェアを伸ばしており、「日本と台湾の半導体技術を結集することで、世界市況を左右するサムスン電子に対抗する狙いがある」(大手半導体メーカー幹部)と指摘されている。
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