中国・アジアの工場進出情報

2008.12.1 Vol.20 No.21
産業アナライズ<金融・証券>
金融危機で中国が相次ぎ損失を計上
積極的な金融投資に見直し機運高まる

 中国の金融機関が世界的な金融危機の影響を受け、経営戦略の大幅な見直しを迫られている。中国の有力金融企業である中国中信集団の香港子会社が今年12月期決算で150億香港ドルの損失計上の恐れがあるとしているほか、保険大手の中国平安保険は出資先の欧州系金融大手の経営悪化で約2,200億円に上る多額の評価損の計上を余儀なくされた。また、2007年に鳴り物入りで設立された中国の政府系投資ファンドである中国投資有限責任公司も世界的な金融危機に伴う株安の直撃を受けて60億ドル前後の含み損を抱えている。
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