中国・アジアの工場進出情報

2008.12.1 Vol.20 No.21
産業アナライズ<自動車>
米ビッグスリーの中国戦略は変わるか
経営危機の3社の来年以降を占う

 かねてから経営状態が悪化しつつあったGM、フォード、クライスラーの米ビッグスリー。今回の金融危機により状況はさらに悪化した。経営不振の元凶だった北米の自動車事業は瀕死の状態である。いくら海外市場で利益をあげても、退職者向けの企業年金や医療保険といったしがらみを断ち切れない以上、北米は完全な「金食い虫」である。細々とクルマが売れても事業継続は不可能だ。いま、ビッグスリーにとってはアジア市場、とくに中国とインドが有望株であり、つい先日までは積極的な投資計画が動いていた。しかし状況は一変した。まだ個々の事業についての発表はないが、投資したくても原資がないという状況であり、計画の延期や見直しは避けられそうにない。果たしてビッグスリーは、アジア事業をどう切り盛りするのだろうか。
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