中国・アジアの工場進出情報

2008.12.1 Vol.20 No.21
産業アナライズ<化学>
アジアの廃プラリサイクルに地域格差
法整備や技術・システム構築が急務

 アジアのプラスチック業界の現状と課題を協議する第34回極東プラスチック業界懇談会(FEPIC)が11月7日に東京で開催され、日本プラスチック工業連盟(住友化学社長の米倉弘昌会長)と韓国、台湾のプラスチック業界団体に加えインド、中国からの参加も含め約80人が出席した。原油・ポリマー価格の下落や金融危機がアジア地域に大きな影響を与えており、省資源・リサイクルなど環境問題への取り組みが急務であるとの共通認識と、アジア全域でのネットワーク化と産業活性化に向けた取り組み強化を図るという方向性で一致した。特にアジアにおける廃プラスチックリサイクルへの取り組みでは国によって差が大きく、懇談会での共通テーマとして位置づけられている。法整備やリサイクルシステム・ネットワークの構築、リサイクル技術の普及・推進に向け、アジア全体での取り組みが必要だ。
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