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2005.7.15 Vol.17 No.13
政界人脈
《マレーシア》イサ・サマドUMNO副総裁補「解任」の波紋
汚職撲滅に向けた決断か「スケープゴート」か

 マレーシア与党連合の中核政党・統一マレー国民組織(UMNO:総裁=アブドゥラ首相)の党規律委員会は6月下旬、党内「ナンバー3」のイサ・サマド筆頭副総裁補(連邦直轄領相)が昨年9月の副総裁補選で不正工作を行った事実が確認されたとして同氏の事実上の解任を決定した。この「解任」は、首相が推進する汚職撲滅政策の一環として同党の「自浄作用」が機能したとの評価がある一方で、イサ氏だけが処分の対象になった背景に政治的な意図を指摘する向きもある。
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